猫の思惑
縁があって生後2か月ほどから我が家にやってきてくれたうちの猫ちゃん、13年ほどになるでしょうか。
にゃんが来た時は4人家族だった我が家も娘2人が巣立っていっていまや夫とわたしのふたりと1匹。夫は怖い存在のようで、にゃんはわたしにベタベタです。
寒い時期は夫婦のベッドのわたし側にもぐりこんでくるのだけれど、寒くなくなったらわかりやすく、来なくなった。
しかし最近、朝5時とか7時とかにみゃーみゃーみゃーみゃー言ってうるさい。
娘1の部屋に万年床しいて、昼間そこで書き物や読書などしているわけだけれど、
ちょくちょく、酔っぱらっては一晩そこで寝る。
そこで寝ると、にゃんはそっと横で寝たり、胸の上にどしっと座ったりして朝にゃーにゃーうるさくない。わたしがそばにいればいいってことか。でも、夫婦の寝室は夫のテリトリーなので気に食わないってことか。
2日ほど連続で娘部屋で寝たけれど、やはり夫婦で寝ないとかなとなんとなく夫婦の寝室で寝てみたら、やっぱ早朝にみゃーみゃーやられてついに夫に「娘部屋で寝たら、、、」と言われた。
というわけで娘部屋で2晩寝たけれど、やっぱり夫婦の寝室のベッドのマットレスがよいにもあり、戻ってみたらその晩というか早朝はなにも言ってこなかった。
どんなムードなんだろ?とちょとはかりかねている。
鶏レバーの味付きソティ
夫と一緒に買物に行きましたら、「レバーが食べたい」と言い出した。
最初豚をみていたけれど、
「鶏があれば、そっちの気分なので鶏がいい。」
と言う。
さいわい、鶏レバーがあった。
しかも、豚より安くて1パック138円。
ボウルにあけて、大匙1くらいの牛乳で洗って臭み抜き。
一口大に切り、日本酒をふりかけて
塩コショウ、醤油、しょうが、にんにくのすりおろしに種を抜いた鷹の爪をほりこみ
ローレルも1枚、数時間冷蔵庫にいれて(10分くらいでもいい)
EXVオリーブオイルで中まで火が通るように焼く。
簡単で、おいしい。
豚のレバーでも、同じレシピで美味しくできる。
読書感想:裁判傍聴記
なぜ元公務員はいっぺんにおにぎり35個を万引きしたのか
著者は北尾トロさん。
裁判の傍聴が趣味から仕事になったのだったか、
裁判傍聴レポートをよくネット記事にあげておられます。
もう10年ちかく前になりますが、わたしの上の娘が中等少年院送致となったとき
『裁判長!ぼくの弟 懲役4年でどうすか』
が出たときに、紹介記事を読んで勝手にシンパシーを感じて買ったのですが
いま改めて調べてみると、北尾さんの弟ではなく、作画の方の弟さんだったのですね。
長年その誤解で勝手に北尾さんに親近感を抱いて記事を読んでいたこともあり、
この「なぜ元公務員はいっぺんにおにぎり35個を万引きしたのか」
をネット記事で知って図書館から借りてきたのですが
裁判傍聴記を期待するとちょっと軽すぎますが、
傍聴を重ねて丁寧にみてきた人ならではの視点や感想があり、なかなかにおもしろいです。
道具 matters
日曜から喉が痛くなり、効くときいていた
「風邪のひきはじめに、葛根湯2包と生姜湯」をせっせと飲んだのに
あれよあれよと悪化して水曜から仕事を休んでしまった。
水曜の夜に、平熱35度台のわたしが、38℃超えたのと
全身症状があったので、木曜朝から病院に行ってきたのですが
インフルは陰性で、症状をおさえる薬をもらって帰ってきました。
それからぼちぼちと熱は微熱になり、
火曜から鼻血だった鼻水も
(鼻をかんだら、血のまじった鼻水)
きょう金曜からようよう普通の鼻水になり
全身の倦怠感もとれてだいぶ元気になり、
夫を荷物持ちとして買物に出かけてきました。
ふだんは働いているので来られない、
金曜日の昼間だけ、近所のカフェの外の小さなスペースに
無農薬の野菜が並べられるので、まずそこへ。
こないだ買った「dancyu」2月号
に載っていて実践してみたい白菜レシピのために、まるごと白菜があることを期待して行ったのですが、期待通り、あった♪
その他、みかんやブロッコリ、紫キャベツ、春菊、太葱なども安いので購入。
そのあと、スーパーに行き、そこでは珍しく質のいい北海道ビーフが安くであったので
わたしと夫ようにフィレ、娘用にサーロイン。
同じく「dancyu」2月号で、DE BUYERのフライパンが、均一に火が通るので
肉を焼くのに素晴らしい!と書いてあり、そういやうちにもあった!
「ブリヌイ(ロシアのクレープ)」用のやつだけど。
そういえば、一回肉を焼いたことあったけどおいしかった!
と思い出し、思い立ったら吉日のひとなので、さっそく実行しました。
というわけで、今日のばんごはんは
・きゅうりと生春菊のサラダ
・春菊と鯖缶のEXVオリーブオイルいため
・牛肉ステーキ
でした。
明日か明後日には「dancyu」に載ってた
・白菜の外葉スープ
・白菜台座の丸ごと煮
・再構築マヨのポテトサラダ
・醤油だけで作るからあげ
を実践してみようと思っています。
読書感想:「ぼっけえ、きょうてえ」
仲良しのお友達に岩井志麻子の話をすると
「「ぼっけえ、きょうてえ」なんて、「能登怪異譚」のまねっこだよ。こっちのほうがおもしろいよ」
とうので、彼の書棚から「能登怪異譚」を借りてきて、あっという間に読了したのでさて実際のところ、「ぼっけえ、きょうてえ」はこれに劣るのか?とさっそく、図書館から借りてきました。
- 作者: 岩井志麻子,甲斐庄楠音
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2002/07/31
- メディア: 文庫
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この本のなかに、何話か収録されており、表題にもなった「ぼっけえ、きょうてえ」。「能登怪異譚」のような、語り手が誰かにむかって話しかける怖い話、というスタイルは同じではありますが、わたしは別物と読みました。
遊女がお客さんにむかって語るかたちで明かされるいろいろな怖い話ですが、なんつーか、いろんなのを寄せ集めただけという感じで心動かされませんでした。ただ、その次の話「密告函」はおもしろくて、ずんずん読んだのですが、最後の数ページで時間切れとなり、出勤準備にかからねばならなくなったため、仕方なしに中断しましたが、帰宅して最後まで読むのがたのしみです。
仲良しのお友達は評価していないようだったけれど、わたしは岩井志麻子の文章のうまさに感心しました。いちいちひっかかるところがなく、比喩やならびに舌を巻く。こんなにするすると小石がない感じでこころよく読み進められるのは、わたしにとっちゃ、池波正太郎いらいです。